根管治療時には術者が注意していても以下のような不快症状や問題が発現することがあります

治療中の根尖孔付近のイメージと不快症状が発現する場合の原因
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感染した神経(歯髄)を除去する場合、根の先の周囲組織を刺激して、数日は噛むと痛い状態が続くことがあります。 感染が根の先まで達していますと処置後も持続的な痛みが残る場合もあります。 |
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根の先に病巣(病変)をもつ歯の場合、根の管の中をきれいにする過程で微量の腐敗組織を根の先に押し込み、急性症状を呈することがあります。 以前の充填材が根尖近くまであり、それを除去しなくては消毒ができない場合に発現しやすいです。 |
| @.根の治療中は患歯を安静にするためなるべく噛み合わせないように歯は調整されますが、ブリッジや前歯は仮の歯を装着するため、歯が触れると痛むこともあります。
A.治癒を確実に期待するような治療は患部に器具や薬液を直接作用させる必要がありますので、慎重に配慮しましても痛みや腫れを誘発することもあります。 そのときは我慢されずに鎮痛剤、抗菌剤等を服用いたします。 鎮痛剤はあらかじめお渡しする場合もあります。 B.ひどい痛みのためやむをえず神経(歯髄)をお取りした時は麻酔が覚めたときに一過性に痛みが戻ることもありますので、麻酔奏効中に鎮痛剤を1錠お飲み頂くことがあります。 C.下顎の奥歯の歯髄をお取りする場合は通常の局所麻酔が効きにくいため、伝達麻酔といい三叉神経の下顎枝を麻痺させることがありますが、4〜6時間位片側の下唇と舌の感覚がなくなりますので、その間やけどや唇を噛み切ることがないよう気をつけてください。 X.いったん根の治療が始まりましたら根の中の防腐処置(根管充填)が終わるまでは継続して受診すべきです。 数週間空きますと根の管に残存するバクテリアが繁殖し腐敗を呈しますため急性症状が出たり、病巣の治癒が困難になるときがあります。 E.噛み合わせがない状態で中断したまま半年以上経過されますような場合、相手の歯が伸びて来たり、隣の歯が倒れて来たりして最終的な修復が困難になります。また治療中の歯を腐らせて抜歯になることもあります。
*患歯の特定や治癒状況・治癒サイクルに入ったかどうかの確認は問診から得られる、患者さんによる率直な状態説明がもっとも重要な手がかりになります。 やり換えの治療においては、根管治療終了後も不快症状の好転がおこらない場合は、腫脹が引いたり、レントゲン写真で充填は問題なくとも、病理学的には治癒に至らないことがほとんどです。 患者さん自身の言葉で表現された腫れぼったい・噛むとまだ少し痛む・熱感がある・時々痛みがぶり返す・等々の説明があれば、正しい治療を心がける担当医なら、それに拠って新たな根管の存在を疑ったり、充填方法を変えてみたり、外科的手技を取り入れる必要性を考慮したりするでしょう。 担当医は分かってくれてるだろうという思い込みや、治療のことに口を挟むと嫌に思われないかというコミュニケーションミスは、根管治療を不成功に導く大きな要因となります。 もしそれらを伝えて担当医が聞く耳を待たなければ最初から直る予定も無いのです。 |