歯の移植

 歯の移植は条件が揃わなければ長期的成功には結びつきませんが、まず噛み合わせに重要な位置にある歯は使えませんので、通例不要な智歯(親知らず)や、歯並びから横にはみ出しているけれど健康な歯等を利用できれば可能です。欠損部位の顎の骨の状態では、歯の根元が納まるだけの充分な骨量があることが望ましいでしょう。 その意味で若・壮年者は治療の適用対象として好条件が多いようです。しかしながら中年期以降の患者さんで全体的に歯周病が進行し抜歯が必要になった部位では骨量も少なく、利用したい移植歯自体に骨を誘導する歯根膜といわれる組織の絶対量が足りない場合が多く適用不能なこともあります。

 

自家歯牙移植を併用した前歯の修復

左右側切歯が矮小で左側犬歯が内側に入り込んでいる

 左側面観;側切歯・犬歯の位置異常

  かみ合わせの面;スペースが足らず局所的矯正をするのも困難   側切歯をあらかじめ抜いて歯肉粘膜が治癒後犬歯を抜歯し骨整形をして外側移植

       

移植直後は根の周辺の骨は隙間がある 少しずつ歯根に向かい骨が再生される

右側側切歯はポーセレンベニア修復

型取り後の作業模型

修復物の完成

修復終了後の前歯裏側

修復終了後の前歯部位

治療後の口元

治療前の口元

 歯の移植説明ページ